2014年1月24日金曜日

SMOOTH

独特なラチェット音に惹かれて装着率が高くなってきているéclatのDYNAMIC CASETTE HUB。ちょっと気になる事があったのでインプレします。
新品の状態で、コグを回してみると独特な音でノッチの細かさを実感できるこのハブ。しかし、コグの回転がイマイチ渋く感じた方はいらっしゃいませんか?ちょっと気になったので、バラして構造を見てみました。
一見普通の構造でハブシェル、ダストシール、コグ、玉押し、アクスルナットの順番は他のハブと変わりはありません。
しかし、このダストシールにちょっとした違いがありました。
ダストシールの内側が薄く山状になっていて細かいゴミの侵入を防いでいます。しかし、この山状の部分が、コグとのクリアランスを無くしてしまい、微妙に動きを渋くしています。
通常だと、順番通りにダストシールをハブシェルにはめ込んでから、コグを装着して玉押しで抑えるという順番なのですが。
上記の様な順番になります。しかし、このまま装着してしまうとダストシールの山状の薄い部分がコグと一緒に内側に巻き込まれてしまいます。そのために動きが渋くなっていました。
薄い山状の部分が一緒に内側に巻き込まれているのがお分かりになるでしょうか?非常に分かりづらいのですが…

このような症状を改善するために装着の順番を変えてみました。
まず、全て外してある状態で、ダストシールをコグに通して起きます。
ダストシールが宙ぶらりんの状態で、コグと玉押しをちゃんと奥まで装着します。
1番最後にダストシールをハブシェルにはめ込んであげます。すると、薄い山状の部分が巻き込まれずに装着できます。
この写真が後からダストシールを装着した状態。写真だと分かりにくいです。
最後にもう一度写真で比較します。
こちらがシールを巻き込んでしまっている状態。
こちらがシールがコグに被さる様になっていて巻き込まれていない状態。
やはり分かりにくいですが、確実にコグの動きが変わります!結構簡単に出来る内容なので、もしDYNAMICハブを使用している方で、コグの動きが渋く感じる方は是非お試しになって下さい。
バラした際は中々出来ないハブクリーニングと注油をオススメします。
もちろんバラすのが不安な方はお店できっちりメンテナンスしますのでご相談下さい!












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